説明することの難しさ 分かるとできるは違う

どの企業でも似たような感じかと思うが、各種契約や費用の支払、投資判断をする際に、その金額規模により決裁権者が異なるとはす.

新しい職場に異動になり、上長から「このシステムに関わる投資案件の事前説明は君ができるようになって欲しい」というリクエストがあった. これまでの職場でも、内容は異なるとは言え同じようなことはやってきているので、その行為自体に戸惑いはなかった. しかし、内容がシステムの機能的とかNW構成とかの話になると悲しいかな話が全く違ったのになってしまう. 予行演習として、いつまでにこの資料を理解して説明すると約束をしたので、実際にやってみた感想を残しておく.

何が難しいと感じたか

  • 自分では大丈夫、分かった、理解したと思っていた内容が説明できない.
  • 機能やシステムの役割等の簡単な質問に答えられない.
  • 準備のための十分な時間はあったはずだが、もう一歩踏み込んで考える思考が止まってしまっていた.

ユーザ部門出身の身としては、例えば目に見える帳票とか、画面とか、基準といったもので物事を考える癖がついてしまっている. システムは抽象的だ. 今の仕事と関連する部署(システム管理者、NW管理者)の仕事理解していれば、イメージが湧きやすいのだが、残念ながらそこまでのスキルはない. 目に見えないものを想像して、あたかも触ったことがあるかのように説明するにはどんな訓練が必要なんだろうか.

誰が話すかにより相手の納得感が異なる

今回のケースに限らず、いろんなミーティングの場においても痛く感じている. - 今の仕事では周囲の人達に信用されていない. - 違う人が同じこと言っても納得されることがあっても私が話しても「うん」と言ってくれるケースはほどんとない. - 当たり前だと思ってはいても、さすがに最近は辛くなる時が多い.

まとめ

少々愚痴っぽくなってしまったが、今回、説明する機会を通しての学びとして 自習しているよりもはるかに多くのことが頭の中に残ることは間違いないことだと実感した.
考えて見ればテスト勉強をしているようなもので、点数が取れないとまずいという心理は当然働くし、自分の中で辻褄の合わないことは調べようとする.
ただ、分からないことを調べた結果、更に分からないことが出てきた時に、そこから一歩踏み込んで納得いくまで調べる姿勢は足りなかった.
そこまで調べていると全体が終わらない、理解しきれないと考えたからだろう.
結局こういう地道な作業を積み重ねて、理解度であったり、信用度みたいなものを獲得していくしかないんだろな.